20代・30代でもアパート経営に興味のある人はいます。
少ないかもしれませんが、若いうちからアパート経営に着手し、大きな成功を収めている人も。
では、早くからアパート経営を始めるメリットや注意点はいったい何なのでしょうか?
ここでは、20代・30代のアパート経営について解説します。
1. 20代・30代がアパート経営を始めるメリット
20代・30代でアパート経営を始めるメリットとは?
ここでは、20代・30代でアパート経営を開始するメリットを紹介します。
1.1 少ない元手で始められる
アパート経営というと「資産家や高所得者でないと、始められないのではないか?」と思う人もいるでしょう。
しかし多くの人がアパートの取得費用にアパートローンを利用しています。
アパートローンはさまざまな人が利用しています。ローンの借入期間は最長35年の商品もありますが、完済年齢の条件は概ね80歳くらいです。
当然のことながら、逆算すると長期のローンを組めない年齢に達している方もいらっしゃいます。「もっと若いうちに始めておけばよかった…」と思う年配の方も大勢います。
その点、20代・30代は会社員であれば、長期のローンも可能で、毎月のキャッシュフロー(手残り)にも余裕が生まれます。
そのため、可能であれば早いうちからアパート経営をすることをおすすめします。
1.2 長期に安定した収益を上げられる
やはりアパート経営の最大の利点は、長期的に安定した収益を上げられること。
若いうちに始めるほど、リターンを受けられる期間は長くなります。
特に最近の20代・30代は将来に不安を持っている人が多く「会社が倒産したらどうしよう」「年金を受け取れなかったらどうしよう」などと感じている人も少なくありません。
もしアパート経営に成功すれば、本業とは別の収入源を得られます。
子供の教育費や老後の資産づくりにも役立つでしょうし、万が一今の勤め先がなくなったとしても、収入がいきなり途絶えることはありません。
経済的に余裕が出れば、精神面でも良い影響を及ぼすでしょう。
2. 20代・30代でアパート経営を始める際の注意点
以下、20代・30代でアパート経営をするうえでの注意点です。
2.1 アパートローンと住宅ローンの二重ローンになってしまう
20~30代は住宅を購入する時期とも重なります。
アパートローンを利用すると、住宅ローンとの二重ローンになってしまうことも。
その場合、注意が必要です。
想定していたとおりの安定したアパート経営であれば問題はありませんが、空室や家賃の下落、予想を超える修繕費などが発生した場合、アパートローンと住宅ローンの両方を給与から返済していかなくてはならないケースも考えられます。
アパート経営に憧れがあったとしても、無理な返済計画を立ててまで実行するのはやめるようにしましょう。
2.2 知識不足になりやすい
若い人の中には「アパート経営=儲かる」と聞いて、飛びついてしまう人もいます。
しかしアパート経営に限らず、すべての投資にリスクは付き物。
必ず勉強や情報収集しなくてはなりません。
知識や情報が不足していると、相場より高い物件を購入してしまったり、借入額が大きすぎてローンを返済できなくなったりしてしまいます。失敗しないためにも、事前にしっかりと情報収集するようにしましょう。
以下の記事ではアパートの維持費や、見込める年収、成功させるコツなども詳しく解説しております。ぜひあわせてご覧ください。
3. アパート経営しやすい職業
近年、サラリーマンや公務員など、さまざまな職種の方がアパート経営をしています。アパート経営をしやすい職業や、なぜその職業がアパート経営をしやすいのかという理由を説明していますので、以下の記事をご覧ください。
4. メリットもリスクも把握しておこう
20代、30代でアパート経営を始めるメリットは大きいですが、その分リスクも伴います。
リスクを十分把握し、注意しながらアパート経営を始めましょう。
株式会社マリモでは、長期に渡り安定したアパート経営をご提案しております。弊社の木造アパート経営の情報はこちらからご確認ください。
この記事の監修
マリモ賃貸住宅事業部
不動産事業を50年以上続けてきたマリモが、お客様目線でお役に立つ情報をお届けしています。不動産投資初心者の方に向けての基礎知識から、経験者やオーナー様向けのお役立ち情報まで、幅広い情報の発信を心がけています。部内の資格保有者(宅地建物取引士、一級建築士、一級施工管理技士、二級ファイナンシャル・プランニング技能士、管理業務主任者など)が記事を監修し、正しく新鮮な情報提供を心がけています。
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